2023.07.11
人への投資とリスキリングを打ち出した岸田内閣。リスキリングは大切なことですが、それが機能する前提条件として自由な労働移動が可能な市場が整っていることが不可欠です。そこで、維新の政策の柱でもある税と社会保障と労働市場の一体改革について、担当大臣、岸田総理と真っ向勝負の議論を行いました。
Q.阿部:
リスキリングを機能させるには自由な労働市場に向けた改革が必要ではないか?
A.加藤勝信大臣:
新卒中心の労働慣行の見直しや兼業・副業を可能とする就業規則などを進める努力が必要だ。
Q.阿部:
セーフティネットを構築しつつ労働市場を改革し、同時に直接個人に対して支援をすすめることが我々の改革の方向性である。政府が企業に補助金を支給する形ではなく、シンガポールの国民的なリスキリング運動「スキルスフューチャー」のように直接、個人を支援する仕組みの方が公平で機運も高まると考えるが見解は?
A.加藤勝信大臣:
両方大事だ。個人への支援も必要と思う。
Q.阿部:
今後策定予定の労働移動円滑化指針には、個人への直接支援を盛り込むべきではないか?
A.岸田文雄 総理大臣:
就職氷河期世代も含めたあらゆる方がリスキリングをしてスキルアップし、労働移動していくことが重要だ。そのためにも経済総合対策の中で企業支援を手厚くしていく。同時に、個人への支援として相談等からリスキリング、転職までを一気通貫で支援する制度を新設していく考えである。